スマホ決済とは
スマホ決済とは?
近年、話題になっているスマホ決済って一体何なのでしょうか。なんとかペイとか、○○で支払いとか、よく聞きますけど、サービス名だけを知っていて、どういうことか分からなくないですか?
こちらでは「スマホ決済」の概要を分かりやすく解説していきます。
じっくり読めば、スマホ決済がばっちり理解できること間違いなし!ですよ♪
目次
1.スマホ決済とは
2.スマホ決済の現状
3.スマホ決済の支払い方法
4.スマホ決済の運営企業
5.コード決済の利用手続き
6.スマホ決済の注意点
スマホ決済とは
ひとくちにスマホ決済と言っても、大きく分けて2種類あります。
NFC
NFCはスマホを専用のリーダー(読み取り機)に近づけて支払いをする方式です。スマホ決済の2種類の中では、先にスタートしているため、愛用者が多い手法です。
NFCの例を挙げると、
・iD
・楽天Edy
・GooglePay
・ApplePay
・モバイルSuica
・nanaco
・WAON
・QuickPay
などがあります。
コード決済
コード決済は専用のアプリを使って、バーコードやQRコードをスマホに表示したり、店頭のバーコードやQRコードを読み取ったりして支払いをする方法です。最近テレビCMなどが活発なのがこちらのコード決済です。
コード決済の例を挙げてみます。
・d払い
・楽天ペイ
・PayPay
・ラインペイ
・OrigamiPay
などです。
スマホ決済の現状
スマホ決済は現在、どんどんと増加しています。ICT総研の調査によると、スマホ決済(NFCとコード決済合計)利用者が2016年度末で約700万人だったのに対し、2017年度末には約1080万人に増加。2021年度末には約3800万人まで増えると予想されています。
NFCもコード決済も利用者数は増えていくと予想されていますが、出遅れていたコード決済の利用者がさらに増加。2021年度末にはNFC利用者とコード決済利用者が同じくらいになると言われています。
年度 | スマホ決済利用者 | うちNFC利用者 | うちコード決済利用者 |
2016 | 702万人 | 640万人 | 62万人 |
2017 | 1080万人 | 893万人 | 187万人 |
2018 | 1669万人 | 1157万人 | 512万人 |
2019 | 2395万人 | 1435万人 | 960万人 |
2020 | 3113万人 | 1691万人 | 1442万人 |
2021 | 3833万人 | 1953万人 | 1880万人 |
(ICT総研 2018年12月調査)
(2018年以降は予想)
スマホ決済の支払い方法
スマホ決済での買い物はどこからお金が支払われるのでしょうか。NFCでもコード決済でもこれは変わりません。
クレジットカード支払い
スマホ決済の初期設定のときにクレジットカード情報を入力します。スマホ決済で利用した分は、通常のクレジットカードの請求と合算して支払うことになります。
クレジットカード支払いに対応しているのは、
・iD
・GooglePay
・ApplePay
・d払い
・楽天ペイ
などです。
チャージ支払い
スマホ決済をする前に現金やクレジットカードや銀行口座から、チャージしておきます。チャージした金額を上限としてスマホ決済を利用できます。
・ラインペイ
・楽天Edy
・モバイルSuica
・PayPay
などが対応しています。
残高がなくなったときに自動的にチャージしてくれる「オートチャージ」に対応しているスマホ決済もあります。
銀行引き落とし
スマホ決済の初期設定のときに銀行口座を登録します。利用した分だけ、銀行口座から引き落としがあります。スマホ決済によって、即時引き落としのケースとまとめて引き落としのケースがあります。
OrigamiPayやゆうちょPayが対応しています。
ポイント充当
関連サービスで貯めたポイントを支払いにあてることができます。例えば楽天ペイなら楽天スーパーポイント、d払いならdポイント、ラインペイならLINEポイントが利用できます。
スマホ決済の初期設定のときに、ポイントを充当するかどうか決めることができます。また途中でも変更ができます。
その他
d払いの場合、ドコモの電話料金と合算で支払うことも可能です。毎月の使用料支払いがあるドコモならではの支払い方法です。
スマホ決済の運営企業
スマホ決済の運営企業は様々です。関連する業種を運営していた企業が参入したり、まったく別の業種から参入したり、また新しく企業を立ち上げたり。本当に様々です。
・d払い/iD・・・ドコモ
・楽天ペイ/楽天Edy・・・楽天
・PayPay・・・ソフトバンク/ヤフー
・ラインペイ・・・ライン
・OrigamiPay・・・Origami
関連するサービスを利用していると、ポイントを集中できますし便利な使い方もできます。まったく新しいスマホ決済にチャレンジするのもいいですが、今よく利用しているサービス関連のスマホ決済を利用するのもいいですよ。
例えば、ドコモの携帯電話やドコモ光を利用しているなら、d払いを選んでみたり。楽天市場や楽天トラベルをよく使っているなら楽天ペイを選んでみたり、という具合です。
コード決済の利用手続き・初期設定
コード決済の利用手続き・初期設定は難しくありません。ほぼ3ステップで完了します。
1.アプリをダウンロード
2.アカウント作成や既存のアカウントでのログイン
3.支払い方法の設定
だいたいどのコード決済も同じです。
d払いや楽天ペイなどはアカウントがあれば数分で完了しますからね。早いですよ。まさに「案ずるより産むがやすし」という感じです。
スマホ決済の注意点
スマホ決済には注意点があります。
バッテリーに注意
スマホのバッテリーが切れてしまうと、基本的に利用することはできません。
ネットやカーナビ、ゲームなどでスマホは頻繁に使ってバッテリーも減りがちです。財布を持たずに外出したのはいいが、出先でスマホ決済できなかった、ということにならないように注意しましょう。
スマホの紛失に注意
スマホを紛失した場合、不正に利用される可能性があります。
スマホ決済用のアプリが待受画面にあれば、使えるのは明白。オートチャージを設定していたり、クレジットカード払いを設定していたりすると、使い放題使われてしまいます。
スマホは落としたり忘れたりしないように。他人の手に渡ってもログインできないようにセキュリティをかけておくなど、セキュリティをできるだけ厳しく設定しておきましょう。